地蔵盆について
京都の夏の風物詩でもある「地蔵盆」は「京都をつなぐ無形文化遺産」に認定された京を彩る夏の年中行事です。
「地蔵盆」は毎年、八月の中旬から下旬の期間中に地域のお地蔵さんをおまつりして子供の健康や成長を願う伝統的な行事でした。子供の減少と共に「地蔵盆」を開催しない町内も多くなりましたが、京都市は京都に世代を超えて伝えられた無形文化遺産の価値を再発見、再認識し、内外に魅力を発信するとともに、大切に引き継いでいこうという気運を盛り上げるため、”京都をつなぐ無形文化遺産”制度を創設し、2014年11月「京の地蔵盆~地域と世代をつなぐまちの伝統行事~」を選定しました。
子供の成長祈願はもとより「町内安全」といった住みよい地域のために地蔵盆を開催する町内もあります。
かつて地蔵盆の運営に携わってこられた地域の役員の方々も高齢に差し掛かり開催のハードルが高くなってしまった町内もあることでしょう。 そこで、「地蔵盆」の開催をお助けする京都レントオールの地蔵盆向けレンタル用品をご紹介します。 京都レントオールは長年に渡り地域の地蔵盆をサポートしてきました。 レンタルを活用してこの伝統行事を後世につないでいきましょう。
地蔵盆を開催するには?
京都レントオールにおまかせください!
地蔵盆のことなら信頼と実績の京都レントオールにおまかせください。創業以来、企業や子供会・町内会など多く地蔵盆の現場を担当している私たちへ是非ご相談ください。地蔵盆のお見積り・ご相談は無料です。
地蔵盆の日程は?
元来は地蔵菩薩(ぼさつ)の縁日(旧暦7月24日,もしくは,新暦8月24日)の前日を中心に行われていました。最近では参加する人たちの都合に合わせて、その前後の土日に行うところが多いようです。子供の多い地域では2,3日の開催期間を実施していますが、一日のみといったご町内もあります。地蔵盆レンタル用品のご注文もこの時期に集中しますので開催の日程が決まったら早目のレンタルご予約をお願い申し上げます。
地蔵盆はどこで行う?
お地蔵さんを祀った祠の前にテントを建てて開催するパターンが比較的多いです。その他、個人宅や駐車場などの空き地、路地裏、集会所、公園などで実施されている地域もあります。祠からお地蔵さんを開催場所まで移動するケースもあります。お地蔵さんが祀られていない町内は、寺院から借りるか、仏画を使用するかなどしていることが多い。また、最近では「地蔵盆」を開催できない地域の住民のために、学区の自治会館などで「地蔵盆」を開催し、参加してもらうといった取組もあります。
※道路交通法の定めにより道路において工事、作業、祭礼行事を行う場合や工作物を設置する場合などは、所轄の警察署長等の許可が必要となります。
地蔵盆「準備」
お地蔵さんのお化粧
供物などの飾りつけ
会場まわり設営
お地蔵さんを祠から出して、新たに彩色する「お化粧」を行い、新しい前掛けを着せる。
町内の人たちからお供えを集めて、お地蔵さんを祀る祭壇に花や供物、お札(地蔵幡)などを飾り付ける。 供物としては、紅白の餅や落雁などのお菓子、果物、精進物のお膳などが供えられます。
パイプテントを建ててお地蔵さんをおまつりする祭壇をしつらえます。テント周辺は提灯や行灯などで飾りつけ地面にはゴザ等を敷きます。地域によっては青竹を建てるところもあります。
地蔵盆「実践」
法話または読経
数珠回し
お菓子配り
手料理の振舞い
遊びのイベント
福引
供物のお下がり
「地蔵盆」は、僧侶による読経や法話で始まるところが多い。町内によっては,子どもたちが直径2~3メートルの大きな数珠を囲んで座り、大人もその輪に加わりながら僧侶の読経にあわせて順々に回す「数珠まわし」(百万遍念仏の一種で「数珠繰り」ともいう。)が行われる。
駄菓子の詰め合わせ等のお菓子を参加する子供たちに配ります。
昼食または夕食として町内の世話役による手料理が振る舞われることもあります。また、かき氷や屋台などが設けられるところもある。綿菓子や鉄板焼きなども人気のレンタル商品です。
ゲーム大会など子ども向けの行事がプログラムに並ぶ。夜になると花火大会や盆踊り、プロジェクターを用いた映画観賞会などが行われるところもあります。通信カラオケなどのレンタルも人気です。
期間の締めくくりには「福引」や「抽選会」などが行われることが多い。レンタルなら抽選の方法も様々なジャンルの中から好きな方法を選択できます。
お菓子などの供物は、お下がりとして子どもたちに配布される。夏の終わりに体力を消耗した子どもたちの栄養を補給しようと落雁を配ったのが習わしであるとも言われています。
「地蔵盆」が終わると、祠から移動させたお地蔵さんは元の場所に戻る。 町内の住民は、地蔵盆の誓願を感謝してお地蔵さんの前で手を合わせ、祠を清掃し、新しい花を活ける。
以上が一般的な「地蔵盆」の一連の流れになります。地域によっては開催される催しや料理の種類などに特色のあるところがあります。それぞれの地域の特色が感じられるのは歴史が詰まった伝統行事ならではといった一面があります。
Comments