🌕 十五夜とは?中秋の名月と月見団子の楽しみ方
- rnakamura0

- 10月7日
- 読了時間: 3分

秋の夜空に浮かぶまんまるな月。その美しい光を眺めながら、家族でお団子を供える「十五夜(じゅうごや)」は、日本に古くから伝わる秋の風物詩です。今回は、十五夜の意味や由来、そしてお月見に欠かせない「月見団子」の作り方をご紹介します。
🏮 十五夜とは?中秋の名月の由来
「十五夜」とは、旧暦の8月15日の夜を指します。旧暦では月の満ち欠けを基準にしていたため、この日は一年のうちで特に美しい満月が見られるとされ、「中秋の名月」と呼ばれています。
現在の暦(新暦)では毎年日付が異なり、十五夜は9月中旬から10月上旬ごろにあたります。2025年は10月6日が十五夜でしたが、来年2026年の十五夜は9月25日(金)になります。
🌾 お月見の意味と風習
お月見は、単に月を眺めるだけの行事ではありません。古来より日本では、秋は稲の収穫期にあたり、月に豊作を感謝し、翌年の実りを祈る行事として十五夜が行われてきました。
お供えには、以下のようなものが用いられます。
月見団子:月の形に見立てた丸い団子。収穫への感謝を表します。
すすき:稲穂の代わりとされ、魔除けの意味もあります。
秋の実り:里芋、栗、柿、梨など旬の食べ物を供えるのが一般的です。
このように十五夜は、自然と人とのつながりを感じる**「感謝と祈りの夜」**でもあります。
🍡 月見団子をお供えする意味
十五夜の主役といえば、やはり「月見団子」です。団子を丸くするのは「満月=円満」を象徴しており、家族の幸せや健康、そして物事が丸く収まるようにという願いが込められています。
また、供える団子の数にも意味があります。一般的には「十五夜」にちなんで15個を積み上げますが、地域によっては12個(1年の月の数)や13個(十三夜にちなんで)にする場合もあります。
🍶 自宅で簡単!基本の月見団子レシピ
お店で買うのも手軽ですが、自分で作ると十五夜がもっと楽しくなります。ここでは、家庭で気軽に作れる基本の月見団子レシピをご紹介します。
【材料】(約10~15個分)
上新粉(うるち米粉)…100g
砂糖 … 大さじ1(甘さ控えめがお好みなら省略可)
熱湯 … 約90ml
(あれば)白玉粉 … 大さじ1〜2(もちっと食感をプラス)
【作り方】
① 生地をこねる
ボウルに上新粉と砂糖を入れ、熱湯を少しずつ加えながら混ぜます。耳たぶくらいのやわらかさになったらOK。手でなめらかになるまでよくこねましょう。
② 丸める
生地を10~15等分し、手のひらでころころと丸く成形します。均一なサイズにすると、蒸したときに美しく仕上がります。
③ 蒸すまたはゆでる
【蒸す場合】クッキングシートを敷いた蒸し器に並べ、中火で約10分。表面が少し透き通ってきたら完成です。
【ゆでる場合】沸騰したお湯に入れ、浮かんできたらさらに1〜2分ゆで、冷水に取って冷まします。
④ 盛り付ける
水気を切り、三方(さんぽう)に「三段ピラミッド型」に積み上げます。上から5個・4個・3個・2個・1個など、美しく見える形に整えるのがポイントです。
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🍯 おすすめの食べ方・アレンジ
そのままでも素朴な味わいですが、以下のようなアレンジも人気です。
みたらし風:しょうゆ・砂糖・みりんを煮詰め、水溶き片栗粉でとろみをつけてかける。
あんこ添え:こしあんや粒あんをのせて甘味をプラス。
きなこまぶし:香ばしいきなこと砂糖を混ぜて団子にまぶす。
季節アレンジ:かぼちゃやよもぎを生地に練り込んで、色鮮やかに仕上げるのもおすすめ。
🌕 まとめ:十五夜を通して季節を感じるひとときを
十五夜は、古くから続く「月を愛で、自然に感謝する日本の行事」です。忙しい現代でも、月を眺めながら静かな時間を過ごすことで、心が穏やかになります。家族で月見団子を手作りすれば、季節の移ろいを感じる良い機会にもなるでしょう。
2026年の十五夜は9月25日(金)。ぜひ来年の秋は、秋の味覚とともに“中秋の名月”を楽しんでみてください。




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