学園祭・文化祭の準備編
- rnakamura0

- 9月6日
- 読了時間: 6分
更新日:9月8日

学園祭・文化祭がもたらすもの
多くの学校で行われる学園祭・文化祭は学生にとって年に一度の大事なイベントです。さまざまな模擬店や出し物などステージ上でのライブパフォーマンスなど企画から運営まで学生主体で行うところがほとんどです。運営を通してクラスやサークルの団結力も高まるし多くの学びを得る機会があることでしょう。学園祭・文化祭は、参加者に「学びと成長の機会」、「コミュニケーションと協調性の向上」、「地域文化への貢献」、「学校への理解と親近感の醸成」、「多様な創造性と発見」といった様々な価値をもたらします。学生が主体的に企画・運営することで、自主性や創造性が育まれ、関係者との交流を通じて協調性やコミュニケーション能力が向上します。また、地域住民や受験生に学校の雰囲気を伝える機会となり、学校と社会のつながりを深める役割も果たします。
学生にとってのメリット
学びと成長
自主性や協調性の育成、創造性の発揮、そして人生を豊かにする発見や感動の機会が得られます。
コミュニケーションと協調性の向上
実行委員の仕事などを通じて、多くの関係者と折衝・調整する中でコミュニケーション能力が養われます。
創造性と発想力の向上
アイデアを出し、それを形にしていく過程で、自由な発想力や創造性が高まります。
チームワークと連帯感
共に企画や準備を進めることで、仲間との連帯感や協力する大切さを学びます。
学校・地域社会にとってのメリット
学校の魅力発信
外部の人々に学校の特色や雰囲気、学生の活力を伝える貴重な機会となり、地域社会や将来の入学希望者との関係を深めます。
地域貢献
学園祭を通じて地域住民との交流を深め、地域社会への貢献にもつながります。
文化交流
学園祭は、文化やアイデアの交流の場となり、参加者それぞれに新しい発見や感動を提供します。
実行委員会の苦悩
多くの学生が楽しみながら参加する学園祭・文化祭。その一方で、部内での上下関係が立場の弱い新入生に多くの仕事を押し付けたり衝突を生むきっかけになったりします。実行委員の方々は多くの関係者と折衝・調整する必要があり負担が大きくコミュニケーション能力が問われます。衛生面での問題にも対応しなければなりません。調理機材や材料の発注を取りまとめたりと実行委員の仕事は多岐に渡ります。何のノウハウも共有されないまま実行委員に任命されたりいきなり無理難題を課せられる場面に遭遇すると胃が痛くなりますね。

そんな悩みを解決するヒントは…
模擬店を効率よく成功させるためには何が必要か考えてみましょう!
1. 模擬店を効率よく成功させるためにやるべきこと
(1)企画段階
目標を明確にする 売上重視なのか、サークルのPR重視なのかで方針が変わります。
役割分担を早めに決める 「仕入れ」「調理」「販売」「会計」「呼び込み」「装飾」など担当を明確に。
大学の規定確認 火気の使用、アルコール販売、調理方法の制限など必ず事前に確認。
(2)準備段階
シミュレーション 試作・試食会を行い、調理時間や材料コストを把握。
コスト管理 仕入れ→販売価格設定→利益計算。原価率30~40%以内が目安。
宣伝活動 SNS(X, Instagramなど)やポスターで事前にアピール。サークルのユニフォームで目立つのも効果的。
(3)当日運営
オペレーションをシンプルに 複雑な調理は行列・混乱の原因。提供時間を短くできる商品が◎。
呼び込み担当の配置 お祭り感を出しつつ、爽やかにアピール。
衛生管理 手袋・マスク・アルコール消毒を徹底。
(4)振り返り
売上・人気メニュー・改善点をまとめて次年度に引き継ぐ。
2. 学園祭模擬店で売りやすい食品の例
模擬店は「食べ歩きしやすい」「調理が簡単」「コストが安い」ものが鉄則です。
定番人気
焼きそば:大量調理が可能で香りで集客しやすい。
たこ焼き:見た目のインパクトがあり、手軽に食べやすい。
フランクフルト:火を通すだけで簡単、片手で食べられる。
短時間で提供できるメニュー
ポップコーン:原価が安く、機械で簡単に作れる。
チュロス/唐揚げスティック:歩きながら食べやすい。
揚げパンシュガー/揚げ餅:安価で学生に人気。
変わり種(差別化)
タピオカやレモネード:映えるドリンクは集客力あり。
クロッフル(クロワッサン×ワッフル):インスタ向き、女子に人気。
サークル名を入れたオリジナルメニュー:PR効果も期待できる。
💡焼きそばの販売シミュレーション

模擬店の定番メニューから「焼きそば」を販売する計画をたてましょう。
例えば、材料費120円の焼きそばを200皿売り上げたとします。利益は36,000円ですが、ここから調理器具や備品のレンタル代を引くと最終的に20,000円前後の利益になります。
参考)備品レンタル代
※価格は目安です。ホームページにて常に最新の価格を参照して下さい。
・鉄板焼き機 6,600円
・プロパン5㎏ 4,950円
・テーブル 1,320円
・耐火ボード 660円
焼きそば 1食分の材料費(例)
大学の模擬店向けなので、まとめ買いを前提とした簡易的な計算です。
※実際は仕入先や時期で野菜価格が変動するため、材料費が 70~150円 の幅になることが多いです。
合計: 約68円/1食
備考
容器代を入れないと 約58円。
販売価格300円とした場合 → 原価率 約23%。
野菜類は高騰しやすいため「キャベツ」と「紅ショウガ」のみにしても良いかもしれません。
「そば」は「蒸し麺」ではなく「ゆで麺」(加熱済)を使いましょう。
ソースと油は、業務用が安いですが慣れていないと扱いが難しいため家庭用の1Lサイズを本数用意した方が良い。
調理時間の目安
模擬店で提供する焼きそばの調理時間は、一人前を鉄板で調理するなら5分程度かかります。普通はまとめて2~3玉を一気に炒めるため10分以上かかるでしょう。特に豚肉はしっかり火を通す必要があります。事前に野菜は切り揃えるなど仕込みを万全にしておきましょう。麺は袋の上から軽くほぐすことで炒めやすくなります。また、電子レンジで数秒温めるだけでも時短になり非常に効果的です。
当日200皿はベテランでもきつい作業です。調理担当は3人ぐらいでローテーションしないとさばききれません。
まとめ
成功の鍵は 事前のシミュレーションと役割分担。
食品は「調理の簡単さ」「提供スピード」「食べ歩きやすさ」「SNS映え」を意識すると◎。
定番とオリジナルの組み合わせで差別化を図ると、より盛り上がります。
いかがでしたでしょうか?
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